充電
2010年 05月 09日
今年の連休休みは収獲大だった。
写真集も4冊購入し全て所蔵に値する内容でした。
まずは「島へ」 藤井保写真集
「空気を撮る」と評されていた広告写真家
モノトーンの濃淡で風景や人物を撮るのだが、現代の水墨画と高く
評価され、このたび2009毎日デザイン賞を受賞した。
「向き合うと、物が『ここを撮って』と呼びかけてくる」だから
自然光にこだわり、風景や物が発する「気」など見に見えない
力が感じられる写真を撮っていく。こんな言葉を発せられる藤井氏
が凄いと思うのだ。
「Unseen]ジャンルー、シーフ写真集
言わずと知れた、モノクロの写真家
銀塩プリントの神様といわれるほどのプリントが美しい
広角の使い方や構図の見事さは、今更言うまでもないが
改めて、再確認した写真集。
「通学路」県代表写真家
自分の出身県の思い出の通学路をそれぞれの写真家が
思いどうりに撮っている写真集なのだが、7ページ位で一冊
の写真集になっていて、好きな写真家や、出身県を選べるのが
面白いし、こんな企画をした発想も楽しい。
「Memoires」古屋誠一
少し前にこのブログでも書いた、古屋氏
自らの命を絶った奥さんのポートレートと「蝶番が外れてしまった」様な
過去と共存する現代を撮り、多くの評価を得た。小生の大好きな写真家。
こうして連休の時間は充実した充電期間になった。
by y_kmsm
| 2010-05-09 16:26
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