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写真家、講師、として活動中、ファットフォト写真教室では、受講生を募集しています。              写真の使用を希望される場合は  お知らせください。


by y_kmsm
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序の舞

 先日、国立近代美術館の開催されていた「上村松園」展に行ってきた。(10月17日で終了)

美人画と言われる日本画にはさほど興味を持ったことがなかったが、足を運んでみた。

序の舞_f0079943_14274773.jpg



最近何処の美術展に行っても人の多いのには驚く、今回も平日にもかかわらず何重にも並んでいた。

宮尾登美子作「序の舞」でも知られている「上村松園」は珍しく女流作家で、多くの苦難
人生を送ったことは、小説で読んでいる方も多いと思う。

会場の中は混雑しているが、大作が多く人の頭越しでも十分に観賞できた。

絵画展を見て写真の事と重ね合わせることが多いのだが、今回もそんな観点から観ていた。

西洋画と比べ光の扱いは極端ではなくむしろ控えめに感じる。
背景を淡色でまとめることで、着物の柄、色に目を奪われるし、端正な表情の微妙変化が
劇的な光を使わなくても十分に読み取れる。

女性だから分かるやさしさ、凛とした姿、表情が感じられ、大正の時代の
日本画壇に新風を起こした女性作家の向き合う力に思いを巡らせた。
# by y_kmsm | 2010-10-20 14:18 | 思い

祭り


16日、10月開講のビキナークラスも始まり朝から夜まで4クラス、
240点の写真を講評していた。

テンションも右脳もフルレベルで80人の写真を見ていると
夜にはヒート寸前、でもこんな時終わった後のビールの美味しさは格別だ!!



17日は地元川越の秋の大祭、

朝、6時の早朝囃子で目が覚めるが、前日の疲れですぐに寝てしまう。
我が家の前が祭りの中心で、囃子の音色が耐えることがない。

生まれ育った川越の祭りは、子供のころから参加していたが仕事の関係で
10年くらい参加していない。なぜあんなに興奮して盛りあがったのか
考えてみると、当日だけでなく半年前くらいから準備に入り、打ち合わせ
職方との会議、運行計画等があり当日の朝を迎え、日の出とともに囃子を聞き
揃いの衣装を着て、二日間の祭礼に入っていく。そんな長い時間があり、心の
盛り上がりがでてくるのだ。

祭り_f0079943_150446.jpg



360年の歴史がある川越祭りは、代々引き継がれていくが
実行、運営から、観る側になってまた楽しみ方も変わってくる。

家に集まる親戚と飲み、食べ、観る、楽しみもいいものだ!

夜10時、鳶職人の木遣りと閉め囃子で祭りは終わり、
秋の深まりを感じる時期になっていく。

祭り_f0079943_151498.jpg
# by y_kmsm | 2010-10-18 14:59 | 写真

新潟は

今月の30.31日に撮影ツアーに行く新潟県の上越、松之山方面に
ロケハンに行ってきた。

関越道を降り、六日町から253号線を西に向かい松代を目ぜす

六日町を過ぎると冬はかなりの積雪があるだろうと思われる
家々の造りだ。玄関は2階にあり、一階は物置や車庫になっている。

今回のツアーは上越市の山間にある、小学校の廃校に泊まり撮影をし、
翌日は松代に点在する棚田とアート作品を撮る。

新潟は_f0079943_22593719.jpg












松代の風景は日本の原風景と言われ、多くの棚田と里山に点在する
古い農家が撮影ポイント!!高台から見る棚田は何とも美しい限り。

新潟は_f0079943_2254576.jpg


その里山と棚田に、世界のアーチストの作品が現れる。草間彌生さんの作品を
はじめ自然にとけこんだアート空間がフィールドミュージアムになっている。
ツアーに行くころには紅葉も最高になっているだろう。

新潟は_f0079943_22542757.jpg



2、3名の空席が出たので、興味がある方は写真教室事務局へ問い合わせてください!!
# by y_kmsm | 2010-10-13 22:54 | 写真

江ノ島は


昨日2回目の湘南、江ノ島撮影会。

降雨80%の天気予報でした。
当日の朝になってもかなりの雨、さすがのGODも17連勝中の☀記録は諦めムード。

遂に記録は…途絶えるか、

しかし家を出るころには雨も上がり、少し明るくなってきた。
鎌倉に着くと、雲間から明るい光が見えるようになり、午後には青空が広がってきた。

気象予報士のみなさんには申し訳ないが、奇跡的な天候回復で「GOD晴れ伝説」は保たれた。


雨を予想した撮影内容を頭に描きながらの出足でしたが、予定どうりのスケジュールに!


西に沈む陽の光は、海の飛沫にかすむ海岸を黄金色に彩り、浜辺は砂金の如く輝いていた。

江ノ島は_f0079943_1652524.jpg
    OLYMPUS E-30

陽が落ちると、オレンジ、ピンク、バイオレット、と織りなす。


やがて南西に三日月が出て、かすかに紅を残す空の色彩ショーは夜の色に変わっていく。

江ノ島は_f0079943_16524495.jpg

                  OLYMPUS E-30 「ファンタジックモード」

惜しむ様にいつまでも参加者はシャッターを切っていた。「美味しいビールが待っている」
# by y_kmsm | 2010-10-11 16:53 | 写真

萩の街は

今年も温かく迎えてくれた。

今年で5回目の訪問、プライベートを入れると7回目。

歴史と文化の街、「萩市」に観光写真の講演と撮影に伺って5年目
多くの方と知り合い、親交を深めてきた。

この町に入るには山を越えるか、海から入るか、どちらにしても遠い。

山口宇部空港から車で1時間と少し、山間部の道を走るのだがいつも思う。
維新の志士たちもこの山道を明日の日本を夢見ながら、黙々と歩いたのだろうなと

「吉田松陰」(萩市では必ず先生という)、「高杉晋作」、「木戸孝允(桂小五郎)」
「伊藤博文」など多くの志士たちを輩出し、その後も多くの政治家を出た街並みが、
そのままタイムスリップしたように残されている。

何回か訪れた「坂本竜馬」も日本の将来を考えながら見ていたろう日本海の海も美しい。


そんな歴史と自然が育む街には着物がとてもよく似合う。

萩の街は_f0079943_14410100.jpg



着物と街並みをテーマに写真で見せるイベント「着物ウィークin萩」
その期間(美しく撮り隊)という写真集団が着物を着て歩く人を撮り
プリントを差し上げるのだ!!
その方たちに新しい写真の撮り方、今年のテーマ、などを小生がレクチュアーしている。

萩の街は_f0079943_1423438.jpg



夜は観光協会の方や(美しく撮り隊)の人達と美味しい魚介類(凄く美味しい)を食べながら
お酒を飲み、写真を語る、なんとも楽しい時間だ。

萩の街は_f0079943_144366.jpg



今年は、とてもフレンドリーな陶芸家のお宅に伺ったり、NHKの番組に出ていた
着付けの仕事をしている女性と話ができたりで、また次回訪れる時の楽しみが増えた。
# by y_kmsm | 2010-10-08 14:07 | 写真