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by y_kmsm
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大切なもの

先日、震災地で失われたものを探しに行き、持ち帰る物の中に
必ず家族の記念写真があるという話を書いたが、ロシアのチェルノブイリ
原発事故の時も一時帰宅の時に持ち出したものは、「愛読本」、「手紙」、
そして「家族の記念写真」だったそうです。

ユーリー、シチェルバク著「チェルノブイリ~の証言」の中に

「それらは深く個人的な世界、現在だけでなく、過去と未来に生きる人間の
     非常に傷つきやすい世界を作り上げる品々であった」 とある。

震災で失われそうになる、過去と現代とをつなぎあわせ、
自らの人生を取り戻そうとする品々なのだろう。

それはロシア人も日本人も気持ち、心情は相通じるものがある。

毎日新聞の記事の中にも「仏壇に水を」、「アルバムと位牌」、「年賀状のファイル」
、「猫を腹いっぱいにしてあげる」という一時帰宅のひとのコメントが出ていた。

前記の証言集にも「いちばん必要なものは忘れやすいものである」と記してあった。

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                           E-P2


人の大事なものは、家宝でもなく、電気製品でもなく、

不確かになる「記憶」なのだと思った。
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by y_kmsm | 2011-05-13 14:19 | 写真