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by y_kmsm
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遠くから

何気なく語りかけてきたような、感じで、我が家の写真集の本棚を見る。

手にしたのは「「Dennis Hopper a Tourist 」
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作者は監督、俳優、のデニスホッパー
「イージーライダー」で監督主演をして、一躍世に知らしめた才人。

のちに多くの作品を残すのだが、酒、麻薬、でハリウッドを追われ
以後復帰するのだが、その間に絵画、写真でも才能を見せる。
「フォトリアリズム」という写真のような絵画というリアルな
画法を生み出す。

自分の事を(Tourist)と呼び、どこにもニコンを持って行ったそうだ。
特に写真では独特の視線を見せ、反応する次元が監督という
職業の目を感じ、
モノクロの持つ情報量で見せてきた。世界中で写真展も開き、
日本でも開催した。

ここからが本題で、小生が1995年に京都にぶらり旅行に行った時に
産寧坂にある馴染みの甘味さんに行く途中、清水寺に寄った。
石段を上がり右手にある「庫裏」の入り口に「写真展開催中」という紙を見て
入ってみると「デニスホッパー写真展」を100畳もあろう畳に
角度を付けた全紙の写真がずらーっと置いてる。  感動!

清水寺の庭を借景に、デニスの眼が京都を切り取っていた。
売店の雑誌、カバーのかかった車、水まきする板前、毛糸の帽子を被った水子地蔵、
等々、日本人には当たり前の風景が、アメリカ人の眼には不思議な光景なのだろう。

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(D ホッパー写真集tourist)より


15年前に京都の会場で買った写真集、そして今でも蘇えるモノクロ写真と枯山水の庭のコラボ
は小生に衝撃を与えた偶然だった。


デニスホッパー氏は今年の5月に世を去った。 享年64歳
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by y_kmsm | 2010-06-18 14:30 | 写真